実は!いきなりですが
10、11と池袋サンシャイン劇場でおこなわれていた、高見のっぽさん原案・主演・演出のミュージカル
『ありがとう!グラスホッパー』
の、スタッフをしておりました
スタッフと申しましても、劇に出演してダンス踊りまくり歌歌いまくり…ってんではなく、ホール外の物販などがあるロビーの片隅の「工作コーナー」の人として、ペカペカの黄緑テーシャツを着て奮闘しておりました
こんな有様で
*モザイク部分は学校名が書いてあるんですが、万一この画像がひとり歩きしてしまった場合の対策です。部外者なのに、学校の品位を落としかねない風合いだもんで
内緒にしてた訳ではないんですけど、けっこう急に決まって(今月頭くらい)間接的ながらもノッポさんの仕事のお手伝いが出来るなら!てんで、行ってまいりました
このコーナー、ノッポさんの陰の右腕とも言うべき(表の右腕はやっぱりゴン太くん?)枝常弘(えだつね・ひろし)さんの発案による参加型共作工作と、氏の制作による遊べる工作の実演で成り立ってるのですが、これがまた異様な盛り上がりを見せての大盛況!
こちらは参加型のほうのブース。
1枚目の写真の背景にある「赤とんぼとコスモス畑」がそれなのですが、もう「やりたい!」ってちびっ子が大挙として押し寄せて、ボランティアの聖徳大学・児童教育の女の子たちもてんやわんやでした
いや、てんやわんやは主に遊べる工作コーナーに、そこにあるお菓子箱でできた昆虫のように張り付いていたオイラなのでした。女の子たちはなかなか堂に入った対応で、すばらしかったです。
こっそり枝常さんも笑顔で見ていらっしゃいます。
こちらが動かしてあそぶコーナー
何で出来ているかが一目瞭然(しかも空き箱・凧糸・割り箸・ストローと、家に常時ありそうなものさけで出来ているのもスゴイ)、実に単純な作りながらも、実際動かしてみると「なぜ?」となる工作物は、さすが「できるかな」誕生から工作の開発に携わっていらした枝常氏ならではだと思いました。
中には演劇が始まるというのに「まだこっちで遊ぶ!」と言いはる子や、開演前にさんざん遊んだ上15分の休憩時間にもダッシュで駆けつける子もいて、本当にうれしかったです。
大きなお友達や、お父さんお母さんも、感心しながら遊んでおられました。
枝常さんも、完成した参加型工作の出来映えや、異様なまでに人気だった動かせる工作コーナーの様子に驚き、大変喜ばれていました。
そして、最後にじっくりお話できたのですが、もう工作界の重鎮であっても、いつでも改良や発展について考え続けていることに感銘を受けました。
こちらは2日目の「あの雲は何に見える?」という見立ての工作です。部分ですが、全体はほんとすごいことに!会場の運営の方々も「現代アートだ!」とひとしきり感心してらっしゃいました
あ、ミュージカルも、最後の最後に見させていただいたのですが、これがまたスゴイ!
ノッポさんの切れのある踊り(タップダンス)と、張りのある歌声に感動!お話はちょっとむずがゆいところがあるけど(それはきっとオイラが汚れちまったせい…)、とてもいいもので、構成も子供たちが声援を送ったり参加できたりの飽きさせない作りに、ず〜〜〜〜〜っと子供たちと向き合ってきたのっぽさん・枝常さんらの偉大さを感ぜずにおれませんでした
劇中の工作物がまたすべて枝常さんの手によるものなのですが、それがまたイイ!そして開演ギリギリまで改良を続けていたという枝常さんのお話に、ほんと恐れ入りましたでございます…
のっぽさん、枝常さんはもとより、学生さんたち、そして子供たちに、いろいろなことを教わった、貴重で濃厚な2日間を過ごさせていただきました。
ミュージカルは、しばしの休養の後、2010年1月の名古屋公演を皮切りに、全国行脚の旅となります。興味のある方は、ぜひ会場に足を運ばれることをお勧めいたします!
あ、そして!
「枝常弘」で検索いたしますと、様々な工作の本がヒットします。こちらもチェックをお勧めします。幼稚園や学校の先生はもとより、お父さんお母さん、ほんとうにいろんな発見があると思います。工作そのものにもだけれど、工作すること、工作した後に。
さらにさらに!
本年中に、「できるかな」の極初期から最新までの厳選されたDVDボックス(5枚組)が発売になります。
これが、枝常さん入魂の選出なんだそうです!特に1枚目は必見!とのことですが、ボックスセットにはノッポさん、ゴン太君、枝常さんの対談や、過去の映像を見ながらのコメンタリーをおさめた冊子が付属するとのこと!(こちらは現在作成中で、すっごくたいへん!だって)
これはなんとしてでも入手せねば!
ノッポさんのサイト、「ゴン太くんの扉」に枝常さんのコーナーがあるよ!
枝常さん、ゴン太君の話をするときに「ゴン太が、ゴン太が…」って言うのが、ほんとにゴン太君のお父さんって感じでとてもなごんだ