自転車と湯と蕎麦と筋肉痛
 13日の日曜日、絵描き仲間3人で日帰り湯治に行きました
 群馬県 川原湯温泉です、あの八ッ場ダムに沈む、ということで一躍有名になったところですよ

 この3人はそれぞれにまだ絵描きとしてどうにもなってない頃からの友人で、暇を見ては飲みに行ったり、岩手山登りに行ったりしてるんです。
 んで、けっこう前に、旅のバリエーションを増やす目的で、そろって折りたたみ自転車を購入したりしました、こう書くとめちゃめちゃ仲良しさんですね!でもここ5〜6年、それぞれにわりと有名になったり(ワタシではありません)、重要な役割を担うようになったり(ワタシではありません)して、なかなかそろって旅に出られなくなってたんですね
 そんな折り、この中でももっとも多忙だと思われるNやんが突如
 「硫黄の臭いにまみれたい気分です…」
 と、悲痛なメールを打ってきました
 そこで、1日フルに使って、オブジェになり気味な自転車も使って、湯にも浸かってハッピー!という計画を立てたのです。
 せっかくの非日常を求める計画なので、可能な限り首都圏から遠くに行きたいのです。しかもマネーもさほどかからず・自転車で走っても楽しそう・硫黄泉は必須…
 すると割としぼられて、吾妻線で川原湯温泉行って、帰りは前橋までダウンヒル!ってのが今回はベストなんじゃないか、ってことで決行と相成りました。

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 朝は曇り、午後からは雨の確率高し なんていう、あいにくの天気予報でしたが、なんだか曇りがちではあるもののからりと快適・日中は晴れとなりましたよ!
 しかも普通列車だとガラガラで、ボックス席を贅沢に利用しての快適行きの道すがらでしたよ
 池袋からおよそ3時間で、川原湯温泉駅に到着です。

 しかし川原湯温泉、聞きしに勝る過疎っぷりでした…
 日曜だというのに、開いている日帰り湯は2つ、宿は3つくらい、食事が出来るところにいたっては、駅に併設された食堂のみでした…

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 そんななかでも、看板的日帰り温泉「王湯」は開いてました。まあでもお客さんは我々以外いないような状況でしたが。そのぶんゆっくり楽しめました。
 硫黄臭はそう強烈ではなく、湯船は小さめで、しかし充分満たされる感じ。湧き出てくるお湯の音頭は80℃!

 そして今回すごく良かったのが、おもに地元の方が利用するという「笹湯」!(写真下の2枚)無人でポストにお金を入れるようになってて、あとはかけ流しのほったらかし状態
 木造の小屋に木漏れ日が入ってきて、とても快適でしたよ。
 こちらも我々以外のお客さんはおらず、かりんと食べながらゆっくりと堪能しました。

 これらがダムに沈むなんて、実にもったいない…
 ダムを中止にするにしても、ほぼ開店休業状態だし、どうにかならんのかなー…と悩ましい側面も感じつつ、幻になってしまうかもしれない川原湯温泉を楽しんできました。

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 さて、ここからは自転車大活躍のコーナーです
 ふつう、運動してから湯だろ?というところですが、まぁ自転車乗りつつ可能な限り楽するってのが旅のプランなので、標高差のわかる地図でもって川原湯〜前橋間はほぼ下りオンリー!なのでもうたいして汗はかかんだろ、かいても前橋の銭湯に入って帰ろう!って計画なのです

 これが、大誤算になるとは思いもよりませんでした…

 まず、ダムに沈んでしまう吾妻渓谷を見よう、という急な思いつきがあり、3キロ弱ほど遊歩道を歩くことにしました
 でも、自転車を置いて行くと、また3キロ戻らなくてはいけないので、まぁ折りたたみ自転車だし、多少担ぐ事になってもいいだろ、遊歩道というだけあるから、こげる部分もあるかもだし
 なんて気楽に突入したのです。

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 最初の100メートルは良かった

 それが

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 この

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 ありさま

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 でも途中の50メートルも良かった

 結局、1時間以上原生林の中を自転車担いで歩き回ったのでした
 汗でぐしょぐしょ、足もガクガク、腕もぷるぷるです。

 そして距離的には川原湯温泉駅から一駅分くらいしか下ってないという状況。さっそく計画に危機が!予定の電車に間に合わせるためには、5時間で下山しなければならないのに、15分で下れる部分に1時間以上かけてしまった、しかもヘトヘト

 「もう、なるべく脇目もふらずに下ろう!」
 と決意を新たにし、自転車をこぎ始めるも、周りの渓谷の美しさや農村の佇まいに頻繁に足をとめる3人…

 んで ついに運命の出会いが。
 
 古民家を利用した茶屋「もみぢ茶屋」が眼に留まる
 その雰囲気の良さについ「あんみつでも食べて、カロリー摂取しよう!」ということに

 したらこれが大当たり!
 
 茶屋と言うも、本来の「軽食店」という意味合いで、メニューは蕎麦とうどんのみ、内装は入り口付近しかいじってない、古民家然とした作りでふしぎとなつかしい感じ
 外には小鳥がさえずり、庭を隔てて山のへりに吾妻線が走るという最高のロケーション
 で、出てきた蕎麦がこれまた旨く、一口食べた時点で3人とも蕎麦の追加注文
 甘味を食べるためにちょっと立ち寄るつもりが、1時間ほどゆったりしてしまいました
 (「群馬 もみぢ茶屋」でいろいろヒットします)

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 もうこれ以降はムダに止まらない、気になる景色があっても全員は止まらずに誰かしら前に向かって走るようにしよう!なんていいつつ、廃校や巨大杉の木などで頻々と立ち止まる3人…
 でもなんとか街が広がるあたりまで降りて来たときに、またやってしまう。
 この本通を通っていても周りは道路とお店ばっかなので、平行して走ってる35号線を通ろう
 ということにするのだが、この35号線がくせ者!もうアップダウンだらけでぜんぜん距離を稼げない!
 しかし、もともと通ろうとしていた河原沿いの道を見下ろす、見晴らしのいい道ではありました

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 しかしこのときすでに時刻は18時…
 陽がのびたなぁ

 利根川沿いの自転車専用道路に着いた頃はすっかり辺りも暗くなり、つい言葉少なになるわ、尻は痛いわ、獰猛な猫に追いかけられるわ(←マジ怖かった!)で、すっかり辺りも暗くなった20時ちょい前に、ようやく前橋に到着しました。

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 結局当初の予定の電車には1時間以上間に合わず、一番遠方のオイラは地元のローカル線に間に合いませんでしたよ。わりとしっかり降る冷たい雨の中、膝をかくかくさせながら丸1時間かけてようやく家に着いた時は午前1時20分…
 楽しみにしていたNHKの「スコラ・音楽の教室」も見れず、シャワーを軽く浴びてぐったりと眠りにつきました

 そんなこんなで、むやみにハードで無計画なってしまったけども、どうしようもなく忘れがたい旅になりましたとさ、3人の絆もよりいっそう深まったようだし。たぶん!


 後日談。

 翌朝起きると、筋肉痛は感じなかったものの、立ち上がるとき膝がかくん!と抜けて、その日1日階段の上り下りすら厳しかったです

 Nやんが道中転倒し、後日どうも脇腹の痛みが引かないので医者に行ったらば、肋骨にヒビが入ってたそうです。
 転倒後、ずっと先頭切って快走してたので大丈夫かな、と思ってたんだけど、わからんもんですね、本人が一番驚いてると思うけど。
 オダイジニ…
 
 んで、5年前の岩手山でももっともタフだったKくんは、今回もさしたるトラブルはなかったようです。
 あ、あった!当日朝、パンクした自転車で来たんだよ!で、合流してからNやんからパーツを受け取り、電車の中でパンク修理しました。
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