こどもの城
渋谷区にある、こどものための総合施設「こどもの城」の閉館がこのたび突然発表されました

以下、「こどもの城」FACEBOOKからの引用です

 こどもの城の閉館が、本日厚生労働省より正式に発表されました。報道でご存知の方も多いのではないでしょうか。
 こどもの城は、私ども、(財)児童育成協会が国より経営委託され、子どもの健やかな成長のため、遊びのプログラムを開発・実践、また児童健全育成事業普及支援、人材育成など日本で唯一の 国立総合児童センターとして実践を続けてまいりました。しかし国は施設の老朽化、子どもをめぐる社会状況の変化を勘案し、閉館を方針決定いたしました。

 こどもの城は、27年間に3,000万人にもおよぶ利用者を迎えております。先週末も毎日2,900人をこえるご来館を頂き賑やかでした。今回、突然の閉館のお知らせをお詫びすると共に、あらためて心より御礼申し上げます。


 (引用以上)

 発表が突然というのもですが、どうにも理由に釈然としないものを感じてしまいます。HPにも9/29現在、なにも記されていませんし
 しかし、数年前から、民主党の事業仕分けの一環ですでに決まっていたなどの話もありますし…

 平日等は利用者が少ないというのも事実です。とはいえ、「幅広い(特殊な)児童教育」の施設は必要だと思います。(日本で唯一、子供向けにガムランを教える教室がある、なんて話も)なにしろ、国を挙げての「少子化対策」に反する動きではなかろうかと、首をひねります。どうにも政策にところどころ齟齬が見られる。この件もまさにその一つだと思います

 閉鎖理由の老朽化といっても27年。新宿副都心の高層ビル群に比べたら、まだぜんぜん新しいほうです
 もう一方の理由、「子供をめぐる社会状況の変化」にいたっては、「親戚が近所にいない人が比較的多い都心部」「なにかと隣同士・近所付き合いが希薄になってきたといわれる昨今の都心部」などを考慮すれば、むしろ必要ではなかろうか
 採算が取れない(もしくは、一等地であることに対する収益の割合が低い)という理由があるなら、それはもっともですが、しかし教育と商業施設とを同列で考えるならそれは間違っていると思います

 以前、何度かワークショップの手伝いに、講師補佐としてお世話になった事があります
 そのとき、親御さんがおっしゃっていた
 「渋谷とか青山とか表参道は、親が行きたい大人向けなおしゃれな街だけど、ここに寄れば子供も満足で、家族でとても充実感が得られる」
 といった内容の事を言ってらして、「なるほど〜!」と思ったものです
 周囲の商業施設と連携を取り、平日も賑わうような運営方法を模索することは、まだまだ出来るのではないか、と思わずにいられません(それを尽くしてきての今回の決断であるならば、致し方ないのかもしれません。しかし、その過程が示されていないのがなんとも…)

 このFACEBOOKでの「こどもの城」の表明や、他ニュースを見ても、「新築してまた総合児童教育施設を作る」という話でない事はおぼろげに伝わってきます
 金勘定するにしても、現世利益(その場そのときでの収益をもくろんだ施設)よりも、未来への投資(親を巻き込んでの、子供たちに様々な事に対して興味を喚起させる場の運営)の方がずっと有益だと思うのですが。

 ここ最近の政治家の、視野狭窄、足下と未来を見ずにちょい先の利益だけを見ているようなやり口にはつくづく残念です。いや、政治家はここ数十年そんなものだとは思いますが。あ、これは当方の勝手な想像&こじつけですね
 なにしろ、浅はかな方針に、これからの世代が巻き込まれてゆく(というか、つけを払わせられることになる)ことになっているのであれば、それはとても忍びない
 微力ながら、この件についてなにか出来る事を探してみようと思います


kodomocastle.jpg
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