月岡芳年
現在原宿の太田記念美術館で開催中の「最後の浮世絵師・月岡芳年展」
特に漫画家、ヒーロー/ロボ系絵描きさんは見ておくと良い展示です!
色、構図のケレン味、集中線や、光などを表現する効果、表情、ポーズ、色っぽい女の人、さまざまな妖怪/クリーチャー…いろいろおもしろいです。
生活風俗や、歴史・文化なども、激動の幕末〜明治初期だけあってとても興味深い。
あと、なんといっても仕事細かい

ボリューム盛りだくさんなので、最低2時間はとっておかないと見切れないかな
私は1時間半でだいぶ駆け足で見ました、ちょっともったいなかった。

10/28で前期が終わり、入れ替えを経て11/1から後期の開催です

その他の見所として、HPにも画像が上がってますが、下絵が生々しいです。凄く欲しい。部屋に飾って毎日見たい。
最初赤(薄い色)で大雑把に形とって、そこから墨で線を拾って…て当たり前かもだけど、昔から同じ事やってたんだなって関心する。
そして、その勢いの線と、そこから抽出される「静」の線とが、なんともいえない躍動というか生々しさを見せていて、これだけでもかなりの見どころです


ちょっと脱線して、芳年に限らず浮世絵全般を見て思うことだけど、けっこう長い期間いわゆる「浮世絵顔」が日本での絵画表現上の人間の顔であり、はみ出せない「形式」だったわけじゃないですか
瓜実顔で切れ長の目。
それが今では濃い劇画やら鼻無し巨大眼球やら様々な表現を人間として認識してる。
へたすりゃそれらが同居してる作品すらある。
日本人の柔軟性、すごいですよ。
kao.jpg
ぜんぶ「顔」

こういった部分が、世界中のいろいろな文化を許容/享受/吸収できる体質を形作ってるのだろうか
島国で、周りは全部異国 ってのも関係してるのだろうか


芳年の作品に戻って、後期にも展示されるかわかりませんが、神武天皇を描いた画などは、浮世絵と劇画と一こまマンガと神道とキリスト教と…いろんなものを感じさせる作品でした
画風も、いろいろなものをとりこんでゆく気質を持っているように感じました。
生きた時代も、まさにいろいろなものを取り込んでゆく(巻き込まれてゆく)ときだったのでしょう

そんなところにまで思い至るような、おもしろい展示でした。
オススメ!
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